こんにちは、まゆです!
今回は忌中・喪中にひな人形を飾ってよいのかについて調べてみました。
忌中・喪中はお祝い事を控える期間となっていますが、ひな人形はどうなのでしょうか。
忌中・喪中とは
そもそも忌中・喪中とはなにでしょうか。また違いは?
「忌中」と「喪中」は、身を慎む期間の長さに違いがあります。両者とも、身内が亡くなった際に身を慎む期間を指しますが、具体的な期間は次のように異なります。
忌中:
期間: 亡くなってから四十九日法要まで
意味: 故人が冥土で旅をする期間であり、穢れを忌むために家にこもります。
喪中:
期間: 亡くなってからおよそ一年間
意味: 故人を偲び、喪に服する期間です。家にこもる必要はないまでも、お祝い事などを控えて行動を慎み、身を清めます。
このように、忌中は四十九日法要までを指し、喪中は忌中を含む、亡くなってから一年間が目安です。また、神棚封じも忌中まで行います。神棚は故人が亡くなった日から忌中となる四十九日まで封じられます。
おおよそ1年間を差しているのかと思っていたのですが、故人との関係性によって忌中・喪中期間が異なるようです。
おおよその忌中・喪中期間については下記表を参考にしてください。
続柄 | 忌中期間 | 喪中期間 |
配偶者 | 30日間 | 12~13ヵ月 |
父母 | 50日間 | 12~13ヵ月 |
子ども | 20日間 | 3~12ヵ月 |
祖父母 | 30日間 | 3~6ヵ月 |
兄弟・姉妹 | 20日間 | 1~6ヵ月 |
孫 | 10日間 | 1~6ヵ月 |
ひな人形の意味とは
それでは、ひな人形を飾る意味とは何なんでしょうか?
日本の伝統的な行事であるひな祭りに飾るひな祭りの人形は、特定の意味を持ち、祭りの文化的な要素を象徴しています。
- ひな人形(雛人形):
ひな祭りの中心的な人形で、皇室の宮廷を模したものです。これらの人形は、平安時代の貴族の生活や風習を再現しています。ひな人形は、皇后や女性の美しさ、優雅さ、幸福を象徴しています。 - 三人官女(さんにんかんじょ):
ひな人形の中で最も重要な人形の一つです。三人官女は、宮廷の女官を表しており、幸福と繁栄をもたらすとされています。 - 五人囃子(ごにんばやし):
ひな人形の周りに配置される楽団の人形です。これは、宮廷の音楽家を表しており、祝福と幸運をもたらすとされています。 - 親王人形(おうじにんぎょう)と姫人形(ひめにんぎょう):
ひな人形の中で、親王と姫を表す人形です。これらの人形は、皇室の子供たちの成長と幸福を祈る象徴です。 - 雛壇(ひなだん):
ひな人形を飾るための段飾りです。雛壇は、ひな祭りの期間中に家庭に飾られ、女の子の健康と幸福を願います。
つまり、ひな祭りの人形は、災厄を祓い、女の子の成長と幸福を祈るための象徴的な存在として大切にされています。
忌中・喪中にひな人形を飾ってよいのか
それでは本題の忌中・喪中にひな人形を飾ってよいのかについてです。
こちらに関しては喪中や忌中の期間中でも、ひな人形を飾ることは問題ありません。祝い事は避けるべき期間ですが、昨今大々的に飾ったり祝ったりしなければ問題なしと言われています。
ただし、ご近所の方などでしきたりを気にされる場合、何か言われてしまう可能性がありますのでトラブル防止のためにも控えめに飾ることを検討してください。
また近所の方でなく家族の方から延期すべきという意見がでたときには、素直に忌明け後にお祝い事を移すのが良いでしょう。
以上、忌中・喪中にひな人形を飾ってよいのかについて調べてみました。