青切符と赤切符の違い

日常
スポンサーリンク

こんにちは、まゆです!

今回は「自転車運転での違反に青切符を導入」というニュースをみたので、そもそも青切符とは何なのかについて調べてみました。

青切符とは

青切符は、比較的軽微な交通違反をした際に交付される「交通反則告知書」のことを指します。

この告知書は青い色をしているため、通称「青切符」と呼ばれています。
道路交通法では、一定の交通違反を「反則行為」と定めており、この反則行為が青切符の対象です。

具体的な違反点数でいうと、6点未満の交通違反が該当します。
例えば、信号無視、スピード違反(30km/h未満)、駐停車違反、携帯電話使用などが該当します。

青切符を受けた場合、警察官から「交通反則告知書」と反則金の仮納付書が交付されます。
違反者は反則金を納めることで、刑事処分を免れることができます。

交通反則通告制度の目的は、軽微な交通違反について手続きを簡略化し、警察や裁判所、ドライバーの負担を減らすことです。

続いて、赤切符と青切符の違いについて、詳しく説明します。

青切符と赤切符の違い

赤切符とは

赤切符の正式名称は「交通切符告知票」です。長方形の5つの書類が複写式となっており、その1番最初の書類が赤色であることから、一般的に赤切符と呼ばれています。
5つの書類の内容は次の通りです。

  1. 告知票・免許証保管証(赤):裁判所で被告人に交付される略式命令の謄本となります。
    警察が免許証を預かった場合、免許証の保管証明もかねています。
  2. 交通事件原票(青):刑事事件の記録となる一番重要な書類です。
    検察官の起訴状や裁判官の略式命令となります。手続きが終わった後は、犯歴票として、被告人の本籍地を管轄する地方検察庁において保管されます。
  3. 徴収金原票(黄):罰金刑を執行する際、検察庁の徴収担当係が使用します。
    罰金の徴収に関する執行内容が記録されるほか、労役場留置の内容なども記録されます。
  4. 交通法令違反事件簿(白):事件を取り扱った警察署又は交通機動隊が使用します。
    これらの書類は、行政処分の審査手続であったり、犯罪経歴(違反歴)の管理などに利用されます。
  5. 取締り原票(白):行政処分や統計資料などの参考として用いられるものです。もし交通違反で白切符を受け取った場合は、違反点数が加算されることに注意してください。

青切符と赤切符の違い

  1. 赤切符は刑事事件になる:青切符を交付されたケースでは、所定の期間内に反則金を納めれば、刑事手続に移行することはありません。これを「交通反則通告制度」といいます。
    赤切符を交付されたケースでは、交通反則通告制度は適用されません。通常の刑事手続と同様に、警察の捜査→検察官への送致→起訴→裁判という流れで処理されます。
  2. 赤切符は前科がつく:青切符で反則金を払っても前科はつきません。
    赤切符を交付されると、原則として刑事裁判にかけられ有罪になるため、前科がついてしまいます。

赤切符の2つの処分

  1. 刑事上の処分:赤切符を交付されると刑事事件として処理されます。
    違反者が容疑を認めるのであれば、通常は略式裁判で審理され罰金刑になります。
    懲役刑や禁錮刑になることはありません。
  2. 行政上の処分:赤切符を交付されると、原則として刑事裁判にかけられ有罪判決を受けるため、前科がついてしまいます。

これらはいままで自動車での適用でしたが、2年後からは青切符が適用となるのでもしかしたら後々は危険運転は赤切符まで適用などとなってくるのかもしれませんね。

みなさんもぜひ今まで以上に、自転車運転の際は注意していきましょう。

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました