シュールストレミングの開封&食した話

日常
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こんにちは、まゆです!

みなさん、シュールストレミングを食したことありますか?
わたしは10年ほど前に開封も試食も体験したことがあります。
今回は世界一臭い食べ物として、有名なシュールストレミングについてまとめてみました。

シュールストレミング

シュールストレミングとは、主にスウェーデン産で作られる、ニシンの塩漬けを缶に入れて発酵させた発酵食品のことです。
輸送には気圧による破裂の恐れがあるため空輸ではなく、船で輸送をしているとのことでした。

シュールストレミングの歴史

スウェーデンの伝統的な食品の一つですがその歴史は古く、ニシンを塩漬けにして発酵させるこの保存方法は始まったのは14世紀頃からとされています。
そもそも中世ヨーロッパではニシンやタラが流通していたのですが、保存するためには塩が必要でした。
しかしスウェーデンではニシンは豊富に獲れていましたが、塩が貴重品だったため樽で薄い塩水に漬ける保存方法をとっていました。そのため腐敗は防げても発酵は止められずいまのお味のシュールストレミングが完成したといいます。

わたしがシュールストレミングを開封した話

わたしが開封作業をしたのは風のよく吹く日曜でした。
お店の屋外駐車場の一部にイベント用のテントがあり、人だかりができていました。
それがお目当てのシュールストレミングの試食会。
その場には店員さん含め20名ほどがいて、ちょうど開封を誰がするのかお客さんに声をかけているところでした。
誰も手を上げない、シーンと静まり返って名乗り上げる人がいなかったので、ついわたしは手を上げ前に出てしまったのです。友人にはびっくりされつつも笑って送り出されました。
店員さんには、服に汁が飛ばないように臭いがつかないようにと準備された大きなカッパを帽子からかぶせられ準備万端に。
わたしが缶詰と向き合うと、お客さん含めみな半径10Mは離れていきました。
実際缶詰を開けるときには普段使っている缶切りではなく、見たことのないサイズの大きな缶切りを使い少しずつ開けました。
内心どれだけ臭いのかと恐れおののいていたのですが、ちょうど風上にいたこともありなんの臭いもしません、風下のほかのお客さん側に強烈な臭いがいったようでした。
そのためわたしはあっけなく開封の儀が終了してしまいました。

食したときのお味

開封の儀の後は、みんなで試食会です。
クラッカーとフランスパンのようなパンにシュールストレミングをのっけて、いただきました。
お味についてはほとんど飲み干すようなかたちで食したにもかかわらず、形容しがたいものでした。
「工場の溝に落ちた腐った魚」
これが私の感想でした。
ほとんどのお客さんも何とも言えない顔つきで食していたのですが、2,3名「意外と食べれる」と言いみんなを驚かせていました。

食べた人の感想集

シュールストレミングを調べたとき、生産終了という文字をみたのですが、2024年現在も6000円前後で販売されていますので終了はしていないようです。
一時期ニシンがあまり収穫できなかったので、そのせいでシュールストレミングの生産数も落ち込みそのようなうわさがたったようでした。
良い話のネタになるかと思いますので、みなさんも機会があれば一度はチャレンジしてみてください。

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